starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

発生1年、続く祈り=「明るい先輩だった」―大阪ビル放火殺人


 大阪市北区の雑居ビルに入る心療内科クリニックで火が付けられ、26人の命が奪われた放火殺人事件は、17日で発生から1年を迎えた。現場となったビルの前には花束が置かれ、犠牲者を悼んで祈りをささげる人の姿が見られた。  和歌山市から献花に訪れた会社員の男性(25)は「事件からしばらくしてお世話になった先輩が亡くなったことを知り、初めて現場に来た」と話す。「豪快で明るく男気のある先輩で、ネガティブな時でも前を向けよと言ってくれた」と振り返り、コロナ禍前に2人で旅行したのが会った最後になったと故人をしのんだ。   事件は昨年12月17日午前10時15分ごろ発生。クリニック院長の西沢弘太郎さん=当時(49)=や患者ら26人が犠牲となった。大阪府警は今年3月、殺人と現住建造物等放火などの疑いで谷本盛雄容疑者=当時(61)=を容疑者死亡のまま書類送検した。大切な人を突然奪われた遺族は心に深い傷を負い、悲しみは癒えぬままだ。  府警は孤立や生活苦から自暴自棄になった谷本容疑者が、他人を巻き添えにする「拡大自殺」を図ったと推定している。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕26人が犠牲となった放火殺人事件現場の雑居ビルの前で手を合わせる女性=17日午前、大阪市北区 〔写真説明〕26人が犠牲となった放火殺人事件現場の雑居ビル。火元の心療内科クリニックが入っていた4階の窓は白い板のようなもので覆われている=17日午前、大阪市北区
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.