ＮＰＯ法人「大きな成果」＝最高裁判決受け原告側会見―「追い出し条項」訴訟

　家賃保証会社フォーシーズの「追い出し条項」を巡る訴訟の最高裁判決を受け、原告のＮＰＯ法人「消費者支援機構関西」（大阪）の藤井克裕理事長らが１２日、東京都内で記者会見し、違法とした判決について「大きな成果だ」と評価した。 　藤井理事長は、フォーシーズ以外にも同様の規定で運用している実態があるとした上で、「なるべく早く正常な形にしてほしい」と話した。 　代理人の増田尚弁護士は「保証業者との契約は一般的になってきており、業者側の姿勢を改めていく必要がある」と指摘。業者側の努力で改善しないなら、法的規制をすることが消費者の権利や利益の保護につながるとの考えを示した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕最高裁判決後に記者会見する原告のＮＰＯ法人「消費者支援機構関西」の藤井克裕理事長（中央）ら＝１２日午後、東京都千代田区