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W杯で再び対決、思い複雑=クロアチアと交流20年―夫婦で応援分担も、新潟・十日町


 「非常に複雑」「わくわくする」。日本代表が初の8強入りを懸けて臨む6日(日本時間)のサッカーワールドカップ(W杯)クロアチア戦。同国と20年にわたる交流がある新潟県十日町市の人々は、引き分けだった2006年ドイツ大会に続くW杯での対決をさまざまな思いで見守る。  同市は02年日韓大会でクロアチア代表のキャンプ地に選ばれ、公開練習やイベントを通じて友好を深めた。昨年の東京五輪でもホストタウンとして事前キャンプを受け入れており、今年6月には交流をさらに深めるための民間団体「クロアチアホームタウンクラブ」も設立。W杯開催前に市民から集めた千羽鶴約1万羽をクロアチア代表チームに贈り、クロアチアの高校生からは同国のハート型の伝統工芸品「リツィタル」が届くなど、交流は今も続く。  02年当時、キャンプ誘致の推進委員会で事務局長を務めた上村良一さん(75)は「また実現してしまったか」と複雑な心境を明かしつつ、「本物の国際交流とは心と心の交流だ。(気持ちの)半分以上はクロアチアを応援する」と明言した。  同市千歳町で着物会社を営む千原祥一さん(59)は当時、ボランティアで紅白模様の着物や、クロアチアの国旗などを作った。今回のW杯では祥一さんが日本、妻の美由紀さん(50)がクロアチアを応援すると決めてある。祥一さんは「好ゲームの末に日本が勝ってほしい」と期待するが、「どちらが勝つかよりも、生きているうちに両国の試合を見られるのがうれしい」と顔をほころばせた。  クロアチアホームタウンクラブの理事長も務める市サッカー協会理事長の若山裕さん(66)は「日本人だから日本を応援する。クロアチアは遠い親戚」との立場だ。それでも「ここまで思い通り(の組み合わせ)になるとは。めったにないことでわくわくする」と笑った。6日はこれまでの交流に感謝の思いを込めて、パブリックビューイングを開催する。会場には両国の国旗を飾る予定だ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕選手からもらったユニホームを手に、2002年ワールドカップ日韓大会でクロアチア選手が宿泊したホテルの前に立つ上村良一さん=2日、新潟県十日町市 〔写真説明〕2002年ワールドカップ日韓大会に使用した紅白模様の着物の前に立つ千原祥一さん=2日、新潟県十日町市
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