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ローマ教皇にロシア抗議=「少数民族は残虐」発言


 フランシスコ・ローマ教皇が、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の兵士のうち少数民族のチェチェン人とブリャート人が「最も残虐だ」と述べ、波紋を広げている。チェチェン人とブリャート人はそれぞれイスラム教徒とチベット仏教徒で、キリスト教徒から見て「異教徒」の少数民族がやり玉に挙げられた形。プーチン政権は、外交ルートを通じバチカン(ローマ教皇庁)に抗議した。  教皇はイエズス会系の米誌アメリカ(電子版)とのインタビューで、キリスト教徒が多いウクライナでの犠牲者と残虐行為の関係に言及。「最も残虐なのは、ロシア国民でもロシアの伝統に従わないチェチェン人やブリャート人らだ」と主張した。  ロシア南部チェチェン共和国は独裁者カディロフ首長が治め、ウクライナ侵攻では規律が欠如した私兵が動員された。極東ブリャート共和国は、貧困のためロシア軍に入隊する男性が多い。  ロシア側は教皇の発言に猛反発。タス通信によると、ザハロワ外務省情報局長は28日、「もはやロシア嫌いの域を超え、理解不能なレベルの倒錯」と批判した。チェチェン高官は「この論理なら、次に教皇が発表するのはロシアに対する十字軍遠征だ」と訴え、イスラム教徒への蔑視を問題視した。  人口構成で多数派のロシア人は、東方正教のキリスト教徒が主体だ。ロシアの駐バチカン大使は「多民族であるロシア国民の結束は揺るぎない」と述べ、教皇の発言に不快感を示した。 【時事通信社】 〔写真説明〕フランシスコ・ローマ教皇=11月23日、バチカン市(AFP時事)
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