「科学技術人材育成連合」結成＝東工大と長岡・豊橋技科大

　東京工業大と長岡技術科学大（新潟県長岡市）、豊橋技術科学大（愛知県豊橋市）は２１日、「科学技術人材育成連合」を結成した。学生の単位互換や教職員の交流、研究設備の共用だけでなく、半導体などの共同研究プロジェクトを通じて国際水準の人材育成を目指す。　 　３大学の学長は東京都目黒区の東工大大岡山キャンパスで覚書を締結。東工大の益一哉学長は「両技科大学は多くの学生が全国の高等専門学校から集まっており、英知を結集できる」と話した。２０２４年度を目指している東京医科歯科大との統合後も、連合を継続する方針。 　東工大と豊橋技術科学大は今年度、広島大と合同で日本の半導体産業の復興を目指す「集積グリーンニクス研究・人材育成拠点」を設置し、文部科学省の事業に採択されている。長岡技術科学大も先進的な半導体研究で知られる。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕「科学技術人材育成連合」を結成した（左から）長岡技術科学大の鎌土重晴学長、東京工業大の益一哉学長、豊橋技術科学大の寺嶋一彦学長＝２１日午後、東京都目黒区