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カザフで20日に大統領選=現職トカエフ氏が基盤強化へ


 中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンで20日、前倒しの大統領選が行われる。2019年に初代のナザルバエフ前大統領から権力を継承した現職トカエフ氏は本来、任期が24年までだった。今年1月の反政府デモの混乱の中でナザルバエフ派を一掃しており、当選は揺るぎない情勢だ。改めて国民の信任を得ることで、権力基盤の強化を図るもようだ。  トカエフ氏以外に5人が立候補しているが、自由な選挙は演出にすぎず、実質は「馬1頭のレース」(米政府系放送局)とみられている。トカエフ氏は9月、憲法改正に伴って任期制限を修正する大統領令に署名し、連続2期10年を1期7年に変えた。ただ、適用はこれからで、自身は再出馬できると見なした。  中ロに挟まれた地政学上の要衝であるカザフは、ロシアと緊密な関係を築きつつ、ウクライナ侵攻については批判的だ。トカエフ氏は6月のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、ロシアのプーチン大統領を前に、ウクライナ東部ドンバス地方の「独立」を認めないと発言。9月からの徴兵忌避でロシア国民がカザフに逃げ込むと「身の安全を保証する」とかばった。  一方、ロシアとバランスを取るべく、中国が主導する経済圏構想「一帯一路」を支持している。トカエフ氏は旧ソ連外務省の中国語研修組出身。中国もカザフを重視し、習近平国家主席は9月、新型コロナウイルスの世界的大流行後初の外遊先としてカザフを訪れた。 【時事通信社】 〔写真説明〕18日、カザフスタンの首都アスタナに掲示された大統領選の候補者ポスター(AFP時事)
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