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本田賞に東大の香取教授=光格子時計を発明


 本田財団は17日、次世代のけん引役を果たす新たな知見をもたらした科学者に贈る国際賞「本田賞」の2022年の受賞者に東京大の香取秀俊教授を選び、記念のメダルや賞状を授与した。香取教授は300億年かかっても1秒しかずれない「光格子時計」を発明した。  香取教授は01年、特殊なレーザー光で作った格子の中に多数の原子を閉じ込め、原子の振動数を一斉に測定する光格子時計を発案。1秒の長さを短時間で精密に決めることに成功した。  国際単位系の「秒」は現在はセシウム原子時計で定義されるが、光格子時計は次世代の定義として有力視されている。また微細な重力の違いを感知して地中を探査するなどの応用も期待される。  インタビューに応じた香取教授は、かつてセシウム原子時計の発明が全地球測位システム(GPS)につながったことを示し「時計の高度化は必ず社会に新しいものをもたらしてきた」と指摘。光格子時計をどのように活用するかは「われわれの想像力が問われる」と話した。 (了)【時事通信社】
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