上院、ネバダ州の勝敗焦点＝下院は共和優勢―米中間選挙

　【ワシントン時事】８日投票の米中間選挙は１２日までの開票の結果、上院で与党・民主党、野党・共和党が大接戦を繰り広げ、残る西部ネバダ州の勝敗が焦点となっている。一方、下院は共和党が優勢だが、依然過半数に届いていない。 　上院は定数１００のうち３５議席が改選。ＣＮＮテレビによると、これまでに非改選を含め民主党、共和党とも４９議席を確保した。残るジョージア、ネバダ両州のうち、ジョージアはいずれの候補も過半数に届かず、１２月６日の決選投票に勝敗が持ち越された。 　上院では採決で賛否同数の場合、上院議長を兼ねるハリス副大統領が最後の１票を投じる。民主党がネバダ州を獲得して５０議席に到達すれば、仮にジョージア州を落としても、上院の多数派を事実上確保することになる。 　ネバダ州ではトランプ前大統領が支援する共和党候補が、民主党現職と激しく競り合っている。郵便投票の開票作業が依然として続いている。 　下院では、定数４３５の全てが改選された。ＣＮＮによれば、米東部時間１２日午後３時（日本時間１３日午前５時）時点で共和党が２１１議席、民主党が２０３議席を確保。共和党が過半数の２１８議席に迫っているが、当確が出ていない選挙区の多くは接戦となっている。　【時事通信社】