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「後継者育成の励みに」=「風流踊」関係者ら歓喜―無形文化遺産


 盆踊りなどの民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」が1日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しとなったことを受け、伝統の継承に携わってきた人々からは「世界に認められた」と喜びの声が上がった。  岐阜県郡上市の「郡上踊」は約400年の歴史を持つ盆踊りで、クライマックスの「徹夜おどり」は夜明けまで続く。郡上おどり保存会の藤田政光会長(90)は評価機関が無形文化遺産に登録するよう勧告したことについて、「大変うれしい、感無量だ」と喜びをあらわにした。「世界に認められたことで後継者育成の励みになる。伝統を残すため、さらに尽力していきたい」と意気込んだ。  今年は3年ぶりに開催されたが、来場者数はコロナ禍前と比べ大幅に減少した。郡上八幡観光協会の棚橋信互会長(65)は「登録されることで注目が集まり、観光客も多く来てくれるようになる。地域にとって大変ありがたい」と期待を寄せた。  西馬音内盆踊保存会(秋田県羽後町)の佐藤寛悦会長(63)は「700年続けてきた人たちのおかげ」と感慨深げ。少子高齢化で後継者育成がより重要だとした上で、「本来踊りの趣旨は盆供養。踊ることで先祖と会話し、無の境地に入る精神作用もある」と話す。「踊りの姿だけが注目されるのではなく、こうした趣旨も伝え保存活動をしていきたい」と語った。  羽後町観光物産協会の今野隆事務局長(67)は「町に多くの観光客が来ると期待している。経済活性化にもつながり、関係団体と連携して受け入れに取り組みたい」と話した。 (了)【時事通信社】
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