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SMBC日興、相場操縦認める=社長出廷「深くおわび」―元執行役員も・東京地裁


 SMBC日興証券の相場操縦事件で、株価安定のため自社資金で株を買い支えたとして、金融商品取引法違反罪に問われた元執行役員の杉野輝也被告(57)と、法人としての同社の初公判が28日、東京地裁(神田大助裁判長)であった。会社を代表して近藤雄一郎社長が出廷し、罪状認否で「間違いございません」と起訴内容を認めた。  国内5大証券の一角を占め、「市場の門番」とも言われる証券会社による異例の事件。近藤社長は全10銘柄で違法な買い支えをしたと認めた上で、「行政処分を受け、お客さま、関係者にご迷惑を掛け、深くおわび申し上げます」と述べ、一礼した。杉野被告も起訴内容を認めた。  起訴状によると、杉野被告は2019年12月25日、元エクイティ部長の山田誠被告(45)らと共謀し、市場外で大株主から株を買い取って投資家に転売する「ブロックオファー」取引で小糸製作所の株価を維持するため、32万株の買い注文を入れて買い支えたとされる。   違法な買い支えは計10銘柄に上り、山田被告が中心となって全銘柄で関与したとされる。元副社長の佐藤俊弘(60)、元専務執行役員ヒル・トレボー・アロン(51)両被告ら上司を含む計6人が起訴され、両罰規定によりSMBC日興も罪に問われた。杉野被告と同社の公判が先行し、他の5人は検察側と争点整理が続いている。  同社は7日、金融庁から3カ月間の一部業務停止命令などを受け、親会社の三井住友フィナンシャルグループも改善措置命令を出された。(了)【時事通信社】
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