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侵攻下の市民、精神面で鼓舞=「ウクライナ国民」にサハロフ賞


 人権・自由の擁護への貢献をたたえる欧州連合(EU)欧州議会のサハロフ賞に19日、ロシアの侵攻を受ける「ウクライナ国民」が決まった。ノーベル平和賞と受賞者が共通することで知られる栄誉。欧米の支援にも限界がある中、立ち上がらざるを得なかった市民を国際社会が精神面で鼓舞し、平和を希求する連帯の意思を示す狙いがあるとみられる。  ただ、欧州で創設された賞とはいえ、交戦当事国に「肩入れ」するのは極めて異例だ。ロシアのプーチン大統領が始めた戦争は、賞の在り方も変えた。  「(ゼレンスキー)大統領や市民社会に代表される勇敢な人々」。欧州議会は対象者をこう説明した。今月7日にノーベル平和賞に選ばれた人権団体「市民自由センター(CCL)」のオレクサンドラ・マトビーチュク代表も、その一人に挙がった。事実上の「ダブル受賞」。CCLは「市民社会の一員であることを誇りに思う」とツイッターで歓迎した。  2月から続く侵攻でウクライナ国民は生活が一変した。武器を取って地域や前線を守ったり、家族の手を引いて内外に逃れたりした。その戦いを欧州議会は「家、主権、独立、領土一体性だけでなく、自由、民主主義、法の支配、欧州の価値観を守るため」と高く評価。ウクライナが念願とするEU加盟への道のりはまだ遠いのが実情だが、世界的な賞に選ぶことで加盟を後押しした形だ。  すべては2014年のロシアの軍事介入から始まった。ウクライナ人映画監督オレフ・センツォフ氏は故郷の南部クリミア半島がロシアに併合された直後、抗議デモに参加して当局に拘束された。テロ計画の罪で禁錮20年の判決を受け、ロシアで収監中の18年にサハロフ賞を受賞した。ハンストなどを続行し、19年に拘束者交換で解放されている。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナの人権団体「市民自由センター(CCL)」メンバー=8日、キーウ(キエフ)(EPA時事)
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