パディントン、慈善団体に寄贈＝英女王死去時の供え物

　【ロンドン時事】英王室は１５日、エリザベス女王が死去した際、バッキンガム宮殿などに大量に供えられた「くまのパディントン」の縫いぐるみを、児童慈善団体に寄贈すると発表した。 　女王の在位７０年（プラチナ・ジュビリー）祝賀で王室は６月、女王がパディントンと紅茶を楽しむユーモアあふれる動画を公開し、話題となった。このため、９月に女王が亡くなると、多くの人がバッキンガム宮殿や居城だったウィンザー城に、花束とともにパディントンの縫いぐるみを供えた。 　供え物はボランティアの助けを借りて片付けられ、回収された縫いぐるみは専門業者がきれいに洗浄。かつて女王が後援者を務めていた慈善団体に、１０００個以上が寄贈されることになった。　【時事通信社】 〔写真説明〕「くまのパディントン」の縫いぐるみとカミラ英王妃＝１３日、ロンドン（英王室が１６日公表）（ＡＦＰ時事）