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西九州新幹線が開業=「かもめ」佐賀と長崎つなぐ


 佐賀、長崎両県を結ぶ西九州新幹線(愛称「かもめ」)が23日、開業した。武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)の区間66キロを最速23分でつなぐ。沿線各駅では記念式典と一番列車の出発式が開かれた。  新幹線の開業は2016年3月の北海道新幹線(新青森―新函館北斗)以来。九州では博多(福岡市)―鹿児島中央(鹿児島市)間を走る九州新幹線が11年3月に全線開業している。  博多方面への区間は一部未整備のため、武雄温泉で在来線特急を乗り継ぐ「リレー方式」で運行する。博多―長崎間の所要時間は最速1時間20分と、現行より30分ほど短縮される。  車両はN700S系を改良した6両編成で、白地に赤いライン。内装は座席に菊や唐草模様をあしらうなど和の要素を取り入れたデザインが特徴だ。  始発の長崎駅での式典には、JR九州の古宮洋二社長らが出席。午前6時17分に上り一番列車「かもめ2号」が出発した。武雄温泉駅に到着後は、博多方面から特急で来た客を乗せ、下り列車「かもめ1号」として折り返し運転した。  長崎駅では古宮社長が「安全に運行することを誓う」と宣言し、斉藤鉄夫国土交通相が「利用者や沿線の皆さまに愛される存在となることを祈念する」と祝辞を述べた。  長崎発の一番列車に乗り込んだ男性会社員(35)=東京都武蔵野市=は「嬉野温泉など沿線の観光を楽しみにしている」と期待を込めた。到着列車から降りた別の男性会社員(58)=横浜市戸塚区=は「在来線と違って揺れも少なく、車内も静かだった」と感想を語った。  武雄温泉駅では、長崎に向かう会社員渡辺章さん(46)=埼玉県戸田市=が「大村湾が見えると聞いたので、景色を楽しみたい。新幹線はいろいろ乗ってきたので、乗り心地を比較してみたい」と話した。   九州新幹線との接続に必要な新鳥栖―武雄温泉間は、地元の佐賀県がフル規格の整備に反対しており、着工のめどは立っていない。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕JR長崎駅を出発する西九州新幹線の始発列車。出発合図をするのは萱嶋創長崎駅長(手前右)と一日駅長の長濱ねるさん(同左)=23日午前、長崎市(代表撮影) 〔写真説明〕JR長崎駅(奥)を出発した西九州新幹線の上り一番列車「かもめ2号」=23日午前、長崎市 〔写真説明〕西九州新幹線長崎発の上り一番列車「かもめ2号」。奥は大村湾=23日午前、長崎県大村市
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