国葬に向け、空港パトロール＝官民で警戒呼び掛け―警視庁

　警視庁は１３日、安倍晋三元首相の国葬に向け、羽田空港（東京都大田区）で、空港運営会社や警備会社などと合同パトロールを実施した。来日する海外要人の利用が予想される同空港で官民の連携強化を図るとともに、利用客にも警戒を呼び掛け、警備の機運を高めるのが狙い。 　合同パトロールには同庁東京空港署員のほか、大手警備会社の警備員ら約６０人が参加。警備犬がロッカーやごみ箱を中心に不審物を捜索したほか、「いつもと違うと感じたら通報を」と利用客にビラを配り、不審者を見掛けた場合などの情報提供を呼び掛けた。　 　同庁の高山祐輔警備１課長は「関係する事業者の協力を頂きながら、警視庁の総力を挙げて警備に臨む」と意気込んだ。 　国葬は２７日、日本武道館（千代田区）で行われ、国内外の要人ら約６０００人の参列が想定されている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕安倍晋三元首相の国葬に向け、ごみ箱周辺での不審物を捜索する警視庁の警備犬＝１３日午前、羽田空港