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留置場の監視態勢検証へ=着替えのTシャツ加工―女性殺害の容疑者死亡・大阪府警


 大阪府高槻市の民家で昨年7月、住人の高井直子さん=(54)=が殺害された事件で、養子となっていた無職高井凜容疑者(28)=川崎市=が留置場で自殺を図り死亡したことを受け、府警は2日までに、監視態勢が適切だったか検証する方針を固めた。高井容疑者の死亡により、事件の真相解明は困難になった。  府警留置管理課によると、高井容疑者は1日午前7時ごろ、勾留されていた府警福島署の留置場で、首をつった状態でいるのを巡回中の署員に発見された。複数のTシャツの裾を引き裂き、ひものような束状にして高さ2メートルの金網に掛けていたという。約15分前の巡回では異常は見られなかった。  高井容疑者は心肺停止状態で大阪市内の病院に搬送され、集中治療室(ICU)で治療を受けていた。捜査関係者によると、一時蘇生したが、1日夜に死亡が確認された。  自殺に使われたのは、高井容疑者が着替えとして持ち込んだ私物のTシャツだった。署内の保管庫に入れていたが、8月26日の点検では異常が確認されておらず、府警は同日以降に持ち出してひも状に加工したとみている。  留置管理課によると、高井容疑者は逮捕後、署員に「逃走を考えている」と話すなどしていた。このため、8月19日に注意が必要とされる「特異被留置者」に指定し、巡回の回数を増やして監視を強化していたという。  高井容疑者は直子さんを浴槽内で溺れさせて殺害したなどとして、同25日に殺人容疑などで再逮捕された。府警の調べに対し、黙秘を続けていた。 (了)【時事通信社】
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