春日大社の石灯籠にペンキか＝文化財保護法違反で捜査―奈良県警

　３１日午前１０時４０分ごろ、奈良市春日野町の春日大社の職員から、石灯籠４基にペンキのようなものが掛けられていると１１０番があった。奈良県警奈良署が文化財保護法違反容疑で調べている。 　同署によると、石灯籠計４基に赤色のペンキのようなものが掛けられた痕跡が見つかった。いずれも円形で直径５～７センチ程度。灯籠は誰でも入れる場所にあり、下部に掛けられていた。被害に遭った時間帯は分かっておらず、同署は防犯カメラ映像の解析などを進めている。　 　春日大社は「古都奈良の文化財」の一つとして、世界遺産に登録されている。今年４月には、春日大社近くの東大寺でも、国宝の大仏殿で液体を掛けられる被害を受けている。（了）【時事通信社】