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ウツボカズラの新種発見=捕虫袋が土に埋まる―インドネシア


 食虫植物のウツボカズラ類で、捕虫袋が根元の土に埋まっている新種がインドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)で見つかった。主な獲物のアリが袋の中に落ちると、消化酵素を含む液体で消化されてしまう。チェコのパラツキー大などの研究チームが28日までに国際的な植物学誌フィトキーズ電子版に発表した。  発見場所は海抜1100~1300メートルの山地の尾根付近。捕虫袋は長さ7~11センチ、幅3~5.5センチで赤っぽい色をしている。土に埋まっていれば、乾燥した環境になってもしのぎやすいと考えられる。捕虫袋の内部を調べたところ、アリのほか、落ち葉などを食べるダニや小さな甲虫(こうちゅう)などが消化途中の状態で見つかった。   研究チームは2012年、つる性のウツボカズラ属(ネペンテス属)とみられるのに、捕虫袋が地上部分に見当たらない種を発見。つるの根元に生えているコケなどを剥がすと、土の中に捕虫袋があった。調査を重ねて新種と結論付け、種名は「はにかむ」や「恥ずかしがる」を意味するラテン語から「プディカ」と名付けた。狭い地域でしか見つかっておらず、絶滅の危機にあるという。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕新種ウツボカズラの土に埋まった捕虫袋。インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)で発見された(チェコのパラツキー大などの研究チーム、フィトキーズ誌提供)
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