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終戦77年、平和誓う=天皇陛下「深い反省」―コロナで規模縮小・戦没者追悼式


 終戦から77年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。天皇、皇后両陛下や岸田文雄首相、遺族ら約1000人が参列。戦没者約310万人の冥福を祈るとともに、不戦の誓いを新たにした。天皇陛下はお言葉で、今年も「深い反省」との表現を用いながら、平和を願う気持ちを示された。  式典は、新型コロナウイルス感染防止のため、3年連続で規模を縮小した。従来は約6000人が参列していたが、厚生労働省は各都道府県からの参列遺族を20人に制限するなどした。京都、山口、愛媛、沖縄の4府県の遺族代表は欠席した。  式典は午前11時50分すぎに始まり、正午に参列者全員で1分間の黙とうをささげた。その後、天皇陛下が「深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」とのお言葉を述べた。感染拡大が続く新型コロナについても言及し、「力を合わせてこの難しい状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願う」とした。  岸田首相は式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いていく」と不戦の誓いを強調。「いまだ争いが絶えることのない」と国際社会の現状を踏まえた上で、「世界が直面するさまざまな課題の解決に全力で取り組む」とした。近年の歴代首相が表明していたアジア諸国に対する責任には触れなかった。   厚労省の12日時点の集計によると、出席を予定していた遺族は付き添いを含め742人で、戦後生まれは36.3%。新型コロナ拡大前(2019年)の参列遺族は4989人だったが、20年は規模縮小で193人に減り、21年は53人と過去最少だった。  感染防止策として、国歌の斉唱は取りやめ、演奏だけ実施された。式典の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信された。(了)【時事通信社】
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