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平和への祈り込め、灯籠流し=原爆犠牲者しのぶ―広島


 原爆投下から77年となった6日夜、広島市中区の原爆ドームの前を流れる元安川で、犠牲者の鎮魂と平和を祈る灯籠流しが行われた。主催する「とうろう流し実行委員会」のメンバーやボランティアが、市民らから受け付けた約2500基の灯籠を流した。  「平和」や「核のない世界を」などと記された灯籠が水面を照らしながらゆっくりと流れていく様子を、多くの人が川沿いから見守った。  夏休みで広島市内の祖父母の家を訪れた神奈川県鎌倉市の小学生、山本庚心君(10)と慶さん(8)は、祖父母に連れられ初めて灯籠にメッセージを書いた。「ひいおばあちゃんが被爆してがんで亡くなったと聞いた」という庚心君は、「戦争が二度と起こらない平和な国になりますように」との思いを託した。  8歳の時に被爆した井長淳子さん(85)=広島市西区=は、爆心地近くに働きに出ていた母親の行方が分からないまま。被爆直後の元安川は、遺体が川面を埋め尽くすように重なり浮いていたことから、母も暑さに耐え切れず飛び込んだかもしれないと思いをはせる。当時は母親に甘えたい年頃で、「今でも会いたいなと思う」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕77回目の原爆忌を迎え、元安川に灯籠を流し手を合わせる人たち。右奥は原爆ドーム=6日午後、広島市中区 〔写真説明〕77回目の原爆の日を迎え、元安川に灯籠を流す人たち。右奥は原爆ドーム=6日午後、広島市中区
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