在留資格変更認められず＝スリランカ女性の遺族が会見―東京

　名古屋出入国在留管理局の施設で昨年３月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん＝当時（３３）＝が死亡した問題で、遺族らが３日、東京都内で記者会見した。妹のポールニマさん（２８）はこれまでの「短期滞在」から長期滞在も可能になる「特定活動」への在留資格変更が認められなかったと明らかにし、「大変ショックを受けている」と話した。 　ポールニマさんは昨年５月に来日し、短期滞在の在留資格を更新しながらもう一人の妹ワヨミさん（２９）と国家賠償請求訴訟に参加するなどしてきた。しかし東京入管から今後更新を認めないと通告を受けたため、６月２０日に特定活動への変更を申請していた。弁護団は対応を検討する。　 　また、殺人などの疑いで告訴・告発され、名古屋地検が６月、不起訴とした名古屋入管の当時の局長ら職員１３人について、８日に検察審査会へ審査を申し立てることも明らかにした。（了）【時事通信社】