starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

被告「利益出れば示談交渉しようと」=ソニー生命170億円不正送金―東京地裁


 ソニー生命保険の海外子会社から約170億円を不正送金したとして、詐欺罪などに問われた元同社社員石井伶被告(33)の公判が3日、東京地裁(小林謙介裁判長)であった。被告人質問で石井被告は「投資で十分な運用益を得たら会社と示談交渉し、あわよくば利益をもらおうと思った」などと述べた。  起訴状によると、石井被告は昨年5月19日、上司の指示と偽り、海外子会社の米国口座から自身の米銀行口座に約1億5500万ドル(当時約168億円相当)を不正に送金。翌20日に全額を暗号資産(仮想通貨)ビットコインに交換し、犯罪収益を別の口座に隠したとされる。  被告人質問では「口座に眠っている資金を投資して有効活用しようというよこしまな気持ちが芽生えた。ビットコインは必ず値上がりすると思っていた」と説明。予想以上に早く不正が発覚したとし、ソニー生命役員に匿名で「示談交渉に応じないと、お金は返らない」などとメールを送ったことも明らかにした。  日米の捜査協力で米連邦捜査局(FBI)が全額押収。ソニー生命によると、約1億6100万ドルが返還される予定で、増額分は犯罪防止などのため寄付するという。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.