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「黒い雨」胎内被爆、審査保留=母親死去への規定なし―広島


 広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を浴びた人の救済のため、4月から運用が開始された被爆者認定の新基準をめぐり、広島県や市に被爆者健康手帳の交付申請をした約50人の審査が保留となっていることが1日、県や市への取材で分かった。いずれも原爆投下時に胎児だった人たちで、新基準では「胎内被爆者」の母親が死亡している場合について審査方法が定められていないという。   県や市によると、黒い雨の胎内被爆者と認定されるには、母親が黒い雨に遭っていることが条件。新基準では、認定を受けるために黒い雨に遭ったと確認できることに加え、がんや肝硬変など特定の病気にかかっていることを示す必要がある。だが、母親が死亡している場合の審査方法については規定されていないという。  市援護課の担当者は「死亡した母親の被爆や病気の状況確認が難しい人は救済の対象にならない可能性がある」と指摘。松井一実市長は1日の記者会見で、「代替する確認方法などをどうしたらいいか国に照会している」と述べた。(了)【時事通信社】
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