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昨秋にチェルノブイリへ工作員=ロシアが「無血開城」地ならし―報道


 ロシア軍が2月下旬のウクライナ侵攻開始直後から1カ月以上占拠した北部のチェルノブイリ原発について、ロイター通信は28日、プーチン政権が昨年11月の段階で「無血開城」を目指し、工作員を送り込んでいたと伝えた。原発の保安担当幹部に接触し、戦闘が起きないよう画策していたという。  報道内容が事実なら、ロシアは昨年春から断続的に国境付近に大軍を集めるのと並行して、ウクライナ国内でも開戦に向けて着々と地ならししていたことになる。  ロイターが関係筋への取材を基に伝えたところによると、ロシア軍は侵攻開始当日の2月24日、ベラルーシ国境経由でチェルノブイリ原発に侵入。ウクライナ国家親衛隊の部隊が待ち構えたが、2時間弱で169人が武装解除に応じたという。原発はその後、ロシア軍が北部一帯から撤退するまで占拠し、停電や作業員が交代できないなどのトラブルが続いた。  また、チェルノブイリは、情報機関のウクライナ保安局(SBU)からロシア側に対し、金銭と引き換えにウクライナ軍の内部情報を提供する舞台になっていたという。ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は、ロイターに「外敵だけでなく、残念ながら内なる敵も存在する」と警鐘を鳴らした。  SBUをめぐっては、やはり侵攻開始から間もなく南部ヘルソン州が制圧されたことに絡み、地方幹部が国家反逆容疑で拘束された。ゼレンスキー大統領は今月17日、SBUの一部職員がロシアに協力していると指摘し、バカノフ長官らの解任を発表している。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ北部のチェルノブイリ原子力発電所=4月26日(EPA時事)
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