民主活動家ら４人の死刑執行＝「テロ行為に関与」―ミャンマー国軍

　【バンコク時事】ミャンマー国営メディアは２５日、民主化指導者アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟（ＮＬＤ）の元議員を含む民主活動家ら４人の死刑が執行されたと伝えた。ミャンマーで政治犯が死刑に処せられたのは１９７６年以来とみられる。 　死刑が執行されたのは、ＮＬＤのピョーゼヤートー元議員、著名民主活動家チョーミンユ氏ら。多数の無実の市民を殺害する「テロ行為」に関与したなどとして、クーデターで権力を握った国軍が設置した軍事法廷で死刑判決を受けた。国営メディアは「刑務所の手続きにのっとって執行された」と報道。執行時期など詳細には触れていない。 　ミャンマーの人権団体「ジャスティス・フォー・ミャンマー」は「死刑執行は人道に対する罪であり、戦争犯罪だ」と非難した。　【時事通信社】