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重症者、1カ月で5.6倍=専門家「BA.5、軽症でない」―新型コロナ第7波


 新型コロナウイルス感染症の重症者数が急増している。オミクロン株の派生型「BA.5」流行に伴う「第7波」により、全国の重症者数は1カ月前の5.6倍になった。各地の病床逼迫(ひっぱく)も進んでおり、専門家は「オミクロン株が軽症で済むというのは誤りだ。夏休みになっても感染防止策をしっかり続けてほしい」と呼び掛ける。  厚生労働省によると、自治体公表の重症者は6月21日には34人だった。ただ6月末以降の感染者急増に伴い、2週間後に60人、7月21日には189人に増えた。重症者の多くは50代以上だが、10歳未満の報告もある。  国立感染症研究所の推計では、国内のオミクロン株はBA.5にほぼ置き換わった。これまで主流だったBA.2より人間の肺で増殖しやすいとの実験結果もあるが、重症化しやすいとの確実な知見はないとされる。  ただ、重症化リスクが同程度でも、感染拡大に伴って重症者数は増える。「重症者と死亡者は、感染者急増から遅れて増加する傾向」(厚労省専門家組織)があり、病床逼迫が進むのは確実だ。内閣官房によると、20日時点の都道府県の病床使用率は最も高い沖縄で75%に達し、熊本67%、滋賀と和歌山で59%に上る。東京は42%、大阪は41%だった。  感染症に詳しい慶応大の菅谷憲夫客員教授は「日本では累積感染者が1000万人を超えたが、自然感染による免疫を持つ割合は約8%にすぎない。欧米の6分の1から3分の1ほどで、圧倒的に少ないと推測される」と指摘。「ワクチン接種による重症化予防効果も弱まり、重症者と死亡者が増えやすくなっている。夏休みに入っても気を緩めず手洗いやマスク着用などの徹底を続けてほしい」と訴えている。 (了) 【時事通信社】
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