監禁容疑で祖母ら再逮捕＝約５７時間放置か―２歳児熱中症死・大阪府警

　大阪府富田林市の集合住宅で２歳女児が放置され熱中症で死亡した事件で、府警捜査１課は２０日、逮捕監禁容疑で祖母の小野真由美容疑者（４６）と同居する桃田貴徳容疑者（５０）を再逮捕した。小野容疑者は黙秘し、桃田容疑者は「逮捕に納得できない」と話しているという。 　再逮捕容疑は６月２４～２７日、３回に分け計約５７時間にわたって小野容疑者の孫優陽ちゃんの両手足を粘着テープで縛った上、四方を板で囲み天井にふたを付けたベビーサークル内に閉じ込め、監禁した疑い。 　優陽ちゃんは２９日正午ごろに熱中症で死亡したとみられる。両容疑者は６月末、優陽ちゃんをベビーサークル内に放置したとして、保護責任者遺棄容疑で逮捕されていた。　 　これまでの調べで、小野容疑者らは２７日夕方から外出し、大阪市にあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）」近くのホテルに連泊。２８、２９両日はＵＳＪで遊んでいたことが判明していた。 　同課によると、桃田容疑者は２０２０年６月ごろから優陽ちゃんをベビーサークルに入れて出られないようにしていたと供述。小野容疑者も「週１、２回縛っていた。外出するときには監禁していた」と話しているという。 　同課は、両容疑者による優陽ちゃんの監禁が常態化していたとみて調べを進める。（了）【時事通信社】