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4歳女児犠牲、現場にベビーカー=「生きてる姿見て」と大統領夫人―ウクライナ


 ウクライナでロシア軍の攻撃による民間人の犠牲に歯止めがかからない。14日には中部ビンニツァの市街地がミサイルで狙われ、4歳の女児が死亡し、その母親は足を失った。現場に残された無残なベビーカーの写真は、国中に悲しみと怒りをもたらしている。  ウクライナのメディアが伝えたところによると、攻撃前に母親がSNSに投稿した動画には、ベビーカーを自ら押す娘のリザちゃんと2人で散歩する様子が収められていた。  この後、ミサイルが近くに命中。現場には破片が散らばり、燃える自動車から黒煙が上った。ウクライナ大統領府によると、着弾したのは黒海の潜水艦から発射された巡航ミサイル「カリブル」だった。  「生きている彼女を見てあげてください」。ゼレンスキー大統領夫人のオレナさんは、かつてダウン症の子供たちとクリスマスを祝う様子を撮影したが、その中にリザちゃんもいた。面識のあったオレナさんはフェイスブックで「明るく正直で楽しい子でした」と振り返った。  ロシア国営テレビRTのシモニャン編集長は通信アプリで、破壊された建物には「ネオナチがいた」と主張し、攻撃を正当化した。ゼレンスキー氏は「テロ」と非難し、戦争犯罪として裁くよう訴えている。(時事)。 【時事通信社】 〔写真説明〕14日、ウクライナ中部ビンニツァで、ミサイル攻撃後に残されたベビーカー(ウクライナ非常事態庁提供)
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