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「ありがとう」最後の別れ=安倍氏葬儀、沿道に多くの人―ゆかりの永田町巡る


 参院選の街頭演説で銃撃され死去した安倍晋三元首相を見送ろうと、葬儀が営まれた東京都港区の増上寺周辺には12日、大勢の人が集まった。ひつぎを乗せた車は寺を出た後、ゆかりの深い永田町を巡って斎場へ。沿道では人々が手を振り、最後の別れを惜しんだ。  車は午後2時半すぎに増上寺を出発。歩道からは「安倍総理!」「ありがとう」などの声が上がり、拍手する人もいた。その後は自民党本部や首相官邸、国会などを回った。車列が通る際、沿道に並んだ国会議員や職員らは手を合わせ、一礼した。  官邸前で涙ぐみながら車列を見送った議員秘書の女性は「思い入れのある人だった。本当に残念」と声を震わせた。  増上寺には、11日の通夜に続き一般向けの献花台が設けられ、多くの人が訪れた。親が建設業という練馬区の大学4年の女性(21)は「安倍さんの政策で業界が良い方向に向かった」と話し、「もういないんだ」と目を潤ませた。  元首相と大学の同級生という小平市の自営業の男性(67)は「分け隔てない性格で、みんなと同じ安いうどんを食べていた」と懐かしみ、「本当にご苦労さまでした」と話した。  自民党本部に設けられた献花台にも、花を手にした人たちが次々と訪れた。横浜市の男子高校生(16)は昨年の衆院選の街頭演説で安倍氏とグータッチしたといい、「一番身近な政治家だった」と振り返った。  同市の会社員松本小百合さん(37)は「大切な人を亡くした。いまだに信じられない」。事件について「あってはならないこと。時を戻したい。悔しい」と涙をにじませた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕安倍晋三元首相を追悼するため、献花に訪れた人々=12日午後、東京都港区 〔写真説明〕安倍晋三元首相を追悼するため、献花に訪れた人々=12日午後、東京都港区
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