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専門家「兆候、察知しづらく」=街頭の要人警護、高い難度―安倍元首相銃撃


 安倍晋三元首相が演説中に銃撃された事件では、奈良県警の多数の警察官が警護に当たり、スーツ姿で拳銃を携行する専従の警護官(SP)も配置されたが、凶弾を防げなかった。専門家は「兆候を察知しづらかったのではないか」と指摘。街頭で遊説する要人の警護について「根本から態勢を見直す必要もある」との声も上がった。  危機管理会社ワイズラボの担当者は、銃器による襲撃が想定される場合の要人警護は、近くで発射できないように規制線を張って聴衆を遠ざけたり、対象者に防弾チョッキを着用してもらったりするなどの対策が必要になると指摘。「今回はそうした対策が取られていなかったのではないか」と分析する。  ただ、厳格な手荷物検査や金属探知機の設置が難しい街頭での要人警護は難度が高い。予算や人員に限りがある中、今後も同様の遊説スタイルを続けるのであれば、「警護の態勢を根本から見直すしかない」との見方を示した。  別の民間警護会社の関係者は、事件について、過激派組織などとのつながりがない個人がテロをする「ローンウルフ(一匹オオカミ)」型だと分析する。「襲撃の兆候を事前に察知する情報がなく、警備は難しかったのではないか」と推測する。  警護態勢の検証は今後、警察庁が進めるが、「情報を集め、銃が使われるのを事前に防ぐことが重要だ」と指摘した。 (了)【時事通信社】
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