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警視庁の110番1割減=遭難救助にも影響―KDDI大規模通信障害


 KDDIの大規模通信障害は、一刻を争う110番や119番にも影響が出た。登山者の遭難救助要請に支障が出たほか、体調不良の男性が消防署に駆け込んだケースもあった。  警視庁によると、通信障害が確認された2~3日の土日、同庁への110番は1万1860件で、前週末と比べ1割弱減少した。両日ともKDDI回線からの通報は大幅に減った一方、公衆電話からは増加した。「auショップの店員と利用者が口論になっている」「(auの携帯電話で)110番できるか試しに電話した」との内容もあった。  北海道では遭難者の救助要請に影響が出た。道警寿都署によると、3日午後3時ごろ、黒松内岳(島牧村)で登山者の男性2人が遭難したが、1人は携帯の電池が切れ、もう1人はauの携帯だったため救助要請ができなかった。  利用可能だったLINEの通話機能では緊急電話が使えないため、知人に消防への通報を依頼。遭難から約4時間後に救助された。  宮城県ではインターネット交流サイト(SNS)で知人に119番を依頼したり、消防署に直接、駆け込んで助けを求めたりするケースが少なくとも14件確認された。  同県の大崎消防本部によると、同居する親族の救急搬送を求めた大阪市の女性は、携帯での119番ができず、宮城県大崎市に住む兄にSNSで通報を依頼した。同消防本部が大阪市消防局に通報を転送してようやく搬送を要請できたという。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕警視庁本部(中央右)=東京都千代田区
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