弟の頭蓋骨遺棄か、兄逮捕＝死後数カ月―警視庁

　死亡した弟の頭蓋骨などをごみ集積所に遺棄したとして、警視庁捜査１課は１日までに、死体遺棄容疑で、無職村井正一容疑者（６８）＝東京都北区上十条＝を逮捕した。「レプリカだと思った」と容疑を否認しているといい、同課は死亡の経緯や時期を調べる。 　逮捕容疑は６月２１日ごろ、同居していた１歳下の弟秀夫さんの頭蓋骨や下顎の骨などをポリ袋に入れ、北区のごみ集積所に遺棄した疑い。司法解剖の結果、少なくとも死後数カ月が経過しているとみられるという。 　同課によると、ポリ袋から秀夫さん名義のキャッシュカードなどが見つかり、調べたところ自宅２階のベッドで白骨化した首から下の遺体が見つかった。自宅は１階に村井容疑者、２階に秀夫さんが暮らしていたとみられる。 　村井容疑者は、少なくとも生存が確認されている２０１７年３月以降、秀夫さんと話をしていないと供述。「病院に入院していると思った」と話しているという。　（了）【時事通信社】