starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

追悼集会、今年も開催できず=香港、「タブー」の空気強まる―天安門事件33年


 【香港時事】中国政府による統制が強まる香港では4日、天安門事件から33年を迎えた今年も追悼集会の開催が封じられた。主催団体は国家安全維持法(国安法)に基づく取り締まりで昨年解散に追い込まれており、例年会場となってきたビクトリア公園は3日深夜から閉鎖となった。  中国本土でタブー視される天安門事件だが、一国二制度下の香港の政府は事件を追悼する行為について、国安法違反に当たるとの見解を公式に示したわけではない。ただ、個別の民主派摘発や自主規制が積み重なることで、本土同様に事件を禁忌とする空気が醸成されつつある。  香港カトリック教会は先月、「国安法に抵触するリスク」を理由に、毎年行ってきた追悼ミサを取りやめると発表した。警察は今月2日、集会参加だけでなく「インターネット上の発言で集会を引き起こした場合も、犯罪となる可能性がある」と警告。4日は鉄柵で封鎖されたビクトリア公園周辺の警備が強化され、多数の警察官が巡回した。  香港では事件翌年の1990年から毎年6月4日に追悼集会が実施されてきた。最後に公式な集会が行われた2019年には、主催者発表で18万人が集結。ところが国安法施行直前の20年6月、当局は新型コロナウイルスを名目に追悼集会を禁じ、21年も同じ理由で開催を認めなかった。 【時事通信社】 〔写真説明〕4日、封鎖されたビクトリア公園で警備に当たる警察官=香港・香港島
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.