インド太平洋安保で国際会議＝日本初開催、東京で―陸自

　陸上自衛隊は２日、インド太平洋地域の安定などをテーマにした国際会議「太平洋水陸両用指揮官シンポジウム（ＰＡＬＳ）」を１３～１６日に東京で開催すると発表した。同会議は米海兵隊が２０１５年に始めた会議で、今回は共催となる。日本での開催は初めて。 　会議には同地域の約２０カ国から、海兵隊司令官らが参加する予定。期間中には自衛隊と米海兵隊の装備品も展示し「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた日米の結束をアピールする。　 　会議では、地域の平和と安定のための部隊貢献や、各国間の連携強化などをテーマにパネル討議を実施。千葉県の陸自木更津駐屯地では、海兵隊の高機動ロケット砲システムと陸自の地対艦ミサイルの同時展開や、米輸送ヘリから陸自の輸送機オスプレイへの給油などの様子を公開する。 　吉田圭秀陸上幕僚長は定例会見で「陸自と海兵隊の信頼関係の深まりを背景に、共同開催の要請があった」と話した。（了）【時事通信社】