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岡本容疑者、公の場に姿=空港乱射50年で集会―レバノン


 【カイロ時事】1972年5月に日本赤軍メンバーがイスラエルのロッド空港(現ベングリオン空港)で起こした銃乱射事件から50年を迎えた30日、実行犯の一人でレバノンで亡命生活を送る岡本公三容疑者(74)=国際手配中=が首都ベイルートで行われた集会に参加した。AFP通信が伝えた。岡本容疑者が公の場に姿を見せるのは異例。
 集会は岡本容疑者を保護しているパレスチナ解放人民戦線(PFLP)などが開いた。岡本容疑者は緑のポロシャツ姿で、他の実行犯の名前が刻まれた石碑に献花。歩く際に腕を支えられていたが、笑顔でVサインを示した。肉声は伝えられていない。
 ロッド空港乱射事件の実行犯は岡本容疑者ら日本人3人で、うち2人は現場で死亡。同容疑者はイスラエルで逮捕され、終身刑で収監された。85年にパレスチナ過激派との捕虜交換で釈放となり、以後レバノンで生活。レバノン政府は政治亡命者に認定し、日本への身柄引き渡しを拒んでいる。
 岡本容疑者は、イスラエルを敵視するレバノンやパレスチナ人の間で今も英雄視されている。AFP通信によると、集会に参加したPFLP関係者は「土地を奪われた人々の自由を守るために彼はやって来た」とたたえた。
 今月28日には、オランダ・ハーグのフランス大使館占拠事件(74年)で懲役20年の有罪判決を受けた日本赤軍の重信房子元最高幹部(76)が刑期を満了し、出所した。 【時事通信社】
〔写真説明〕30日、レバノンの首都ベイルートで行われた集会に参加する岡本公三容疑者(AFP時事)
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