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変わらぬ「基地の島」問う=復帰50年を前に平和行進―沖縄


 沖縄の本土復帰から15日で50年となるのを前に、復帰後も多くの米軍基地が残された現状を訴える「5・15平和行進」が14日行われた。雨天にもかかわらず1000人(主催者発表)が参加し、基地が集中する沖縄本島中部を歩いた。  レインコートを着た参加者は、午前9時に宜野湾市民会館を出発。名護市辺野古への移設が計画される普天間飛行場(宜野湾市)や、在沖米軍司令部があるキャンプ瑞慶覧(北中城村など)の周辺から沖縄市に入った。  1970年に住民が米国支配への怒りを爆発させた「コザ暴動」の現場も通過。約3時間かけて嘉手納飛行場近くまでの約8.7キロを行進した。   沖縄市の病院に勤める女性(48)は「賛否はともかく、辺野古などの問題に思いを持った人がいることを知ってほしいから」と参加した。  都内高校の社会科教師の女性(30)は「沖縄の抱える問題を自分ごとと捉えられていない」と考え、初めて行進に加わった。「基地のフェンス越しに見えた住宅から、向こう側の暮らしも想像できた。それを知らずに基地反対とは言えない。いろいろな立場を知ることで平和学習に生かしたい」と話した。  行進は市民団体などが主催し、78年に始まった。新型コロナウイルスの影響で、実施は3年ぶりとなった。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕平和行進に出発する参加者=14日午前、沖縄県宜野湾市 〔写真説明〕在沖米軍が司令部を置く「キャンプ瑞慶覧」前を歩く平和行進の参加者ら=14日午前、沖縄県北中城村
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