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「戦勝記念日」へ成果急ぐ=ロ軍、マリウポリ完全制圧画策―製鉄所から退避続く・ウクライナ


 【イスタンブール時事】ロシア軍は6日から7日にかけ、ウクライナ各地で攻撃を続行した。プーチン政権は9日の第2次大戦での対ドイツ戦勝記念日で、今回の軍事作戦の成果を誇示したい考え。9日に向けて、南東部マリウポリでウクライナ側が最後の抵抗拠点とするアゾフスタル製鉄所を掌握し、マリウポリを完全制圧しようと画策しているもようだ。  製鉄所はロシア軍の包囲下にあり、依然として民間人数百人が取り残されているとみられる。ウクライナのベレシチューク副首相は6日、製鉄所から女性や子供、高齢者ら民間人50人が同日退避したと明らかにした。7日も引き続き避難が行われたとの情報があり、親ロシア派武装勢力は「新たに50人」が製鉄所を離れたと通信アプリ「テレグラム」に書き込んだ。  ロシア国防省は6日、東部で展開中の軍事作戦でドネツク州クラマトルスクの武器庫を破壊したと発表。7日には北東部ハリコフ州で「米欧諸国から集まった多数の軍事装備品を破壊した」と主張した。ウクライナ当局者によれば、南部オデッサ州や北東部スムイ州などでもミサイルの着弾が相次いで確認された。  一方、ハリコフ州ではウクライナ側の反転攻勢も続き、ウクライナ軍は6日、同州で一部地域を奪還したと発表した。  ロシアは2月24日に始まったウクライナへの本格侵攻で首都キーウ(キエフ)攻略に失敗した後、東部ドンバス地方と南部一帯に焦点を絞って制圧作戦を進めている。  ただ、英国防省は7日付の戦況報告で「ロシア軍の最も能力の高い部隊の一部が(ウクライナ側の抗戦で)大きな打撃を受けている」と指摘した。戦果が乏しい中、プーチン大統領が9日を機に侵攻の位置付けを「特別軍事作戦」から「戦争」に変更し、国民に総動員をかけるのではないかとの観測も浮上。ロシア側はこれを否定している。 【時事通信社】 〔写真説明〕6日、ロシア軍管理の下で、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタル製鉄所から退避するバスに乗り込む市民ら(EPA時事) 〔写真説明〕6日、ウクライナ東部クラマトルスクでロシア軍の空爆により破壊された住居を眺める男性(EPA時事)
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