ＯＰＥＣプラス、小幅増産維持＝原油高でも「市場は均衡」

　【ロンドン時事】石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟・非加盟の産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は５日、オンラインで閣僚級会合を開き、昨年から続けている毎月の小幅増産を６月も維持することで合意した。原油価格はロシアのウクライナ侵攻をきっかけに高止まりしているが、ＯＰＥＣプラスは声明で「石油市場は均衡している」と述べ、従来方針を変えなかった。 　原油価格の代表的指標である米国産ＷＴＩ先物相場は３月、約１３年８カ月ぶりに１バレル＝１３０ドル台を付けた。その後も１００ドル超の水準で推移しているが、足元では中国での新型コロナウイルス感染拡大で需要が落ち込むとの見方から伸び悩んでいる。　【時事通信社】 〔写真説明〕ウィーンの石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）本部に掲げられたロゴ（ＥＰＡ時事）