台湾テレビ局、「中国が攻撃」誤テロップで謝罪＝防災訓練用の設定ミス

　【台北時事】台湾のテレビ局が２０日、ニュース番組中に間違って「中国からミサイル攻撃を受けた」など事実と異なるテロップを流し、謝罪する騒ぎがあった。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、台湾でも中国からの軍事的圧力に警戒が強まる中、視聴者に動揺が広がった。 　地元メディアによると、中華テレビ（華視）の番組中、画面の下に「新北市が（中国）共産党軍のミサイル攻撃に遭い、台北港の艦艇が爆破された」「戦争勃発の可能性」などと伝えるテロップが流れた。同局は即座に謝罪声明を出し、新北市の依頼で防災訓練用に制作したものが人為的な設定ミスで表示されたと説明。関係者を厳しく処分する方針を示した。　【時事通信社】