台風１号、小笠原諸島を通過＝１６日に温帯低気圧へ―気象庁

　大型で強い台風１号は１５日、小笠原諸島に接近、通過した。同諸島は暴風や大雨となり、海上は大しけとなった。１号は北上を続け、１６日に関東・東北から離れた東海上で温帯低気圧に変わる見込みだ。 　小笠原諸島・父島では１５日午前８時４０分すぎに最大瞬間風速４６．５メートルを観測し、この地点の４月の記録を更新。午前１１時４０分までの２４時間雨量は１５２．５ミリに達した。 　東京都小笠原村によると、父島では広い範囲で停電が起きた。 　１号は１５日午後４時、父島の北１５０キロの海上を時速４０キロで北北東に進んだ。中心気圧は９７０ヘクトパスカル、最大風速は３５メートル。東側１８５キロ以内と西側１５０キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、東側９５０キロ以内と西側４４０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。　（了）【時事通信社】