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地下から氷が上昇、隆起か=冥王星「氷火山」―米研究所など


 冥王星の氷の平原にある二つの巨大な「氷火山」は、幾つもの場所で地下から氷が上昇することが繰り返され、隆起した地形がつながってできた可能性が高いと、米サウスウエスト研究所や米航空宇宙局(NASA)などのチームが3日までに発表した。中心にカルデラのようなくぼ地があるものの、噴火に似た激しい現象が起きてから陥没したと考えるには、カルデラ内部の面積が広過ぎるという。  氷火山は探査機ニューホライズンズが2015年に冥王星を観測した際、ハート形の明るい色の領域にある平原で見つかった。大小さまざまな氷火山があるうち、「ライト山」(高さ4~5キロ、直径150キロ)と「ピッカード山」(高さ7キロ、直径225キロ)が巨大で、形成メカニズムが謎だとして注目された。   冥王星は月より小さく、岩石質の核が分厚い氷で覆われている。大気は希薄で、太陽から遠いため地表の温度は極めて低い。ただ、内部に熱が残っており、氷の底近くに地下海があると考えられている。このため、比較的温度が高い氷がゆっくり上昇して地表に出て、隆起することが繰り返され、氷火山の形成につながったという。  論文は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕探査機ニューホライズンズが撮影した冥王星の氷火山「ライト山」(高さ4~5キロ、直径150キロ)(NASA提供)
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