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愛情ホルモン、ライオンに効果=群れでの飼育に有用か―米大学


 愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」をライオンの鼻にスプレーすると、群れの仲間で遊ぶ際の距離が縮まったり、他の群れのほえる声に対する警戒が弱まったりする効果があったと、米ミネソタ大の研究チームが30日付の米科学誌アイサイエンス電子版に発表した。  開発や戦乱などで生息地を追われたライオンを保護したり、廃業した動物園やサーカス団からライオンを引き取ったりした後、群れで飼育する際に役立つ可能性があるという。  オキシトシンはアミノ酸9個で構成され、人を含む哺乳類の脳で分泌されるが、人工合成できる。母親が出産する際の子宮収縮や母乳分泌を促す作用が古くから知られるが、近年の研究で母子間などの愛情や信頼感、ストレス緩和に関与することが明らかになった。  研究チームは南アフリカの保護区で暮らすライオン23頭を対象に実験。オキシトシンを鼻にスプレーしてからカボチャをおもちゃとして遊ばせると、ライオン同士の距離が縮まった。録音した他の群れのほえる声を聞かせると、スプレー前は警戒してほえたのに、ほえなくなった。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕カボチャで遊ぶ南アフリカの保護区のライオン。愛情ホルモン「オキシトシン」を鼻にスプレーすると、ライオン同士の距離が縮まった(米ミネソタ大提供)
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