障害者施設の入所男性死亡＝傷害容疑で職員逮捕―警視庁

　東京都青梅市にある障害者らの自立支援施設で入所者の男性（３０）を殴りけがをさせたとして、警視庁捜査１課は３０日までに、傷害容疑で、団体職員落合大丞容疑者（４０）＝同市新町＝を逮捕した。「殴ったのは間違いない」と容疑を認めているという。 　男性は病院に搬送され、数時間後に死亡が確認された。同課は詳しい経緯を調べている。 　逮捕容疑は２８日午後１０時ごろ、施設内で男性の顔面などを素手で殴り、全治不明のけがをさせた疑い。 　同課によると、男性が別の入所者とトラブルになり、落合容疑者は仲裁に入った際に殴ったとみられる。 　落合容疑者は２９日午前０時１０分ごろ、「入所者が階段から落ちた。風呂場で意識がない」と１１９番。駆け付けた警察官が事情を聴いたところ、暴行を認めたという。 　施設には約３０人が入所。事件発生時は同容疑者ら２人が勤務していた。　（了）【時事通信社】