強殺容疑者、中国で身柄確保＝１９年前の自営業女性殺害―警視庁

　東京都江戸川区のマンションで２００３年１２月、ガラス店経営鈴木弘子さん＝当時（７０）＝が殺害されるなどした強盗殺人事件で、国外逃亡していた元日本語学校生徒で、中国籍の斉宇輝容疑者（４４）＝国際手配中＝が中国当局に身柄確保されていたことが２９日、捜査関係者への取材で分かった。 　捜査関係者によると、中国当局から身柄確保の連絡があったのは昨年１１月。日本政府は代理処罰を要請しており、警視庁が刑事処分内容を中国側に照会している。　 　事件は０３年１２月１１日夜に発生した。斉容疑者は中国籍の男と共謀し、鈴木さんの口にレッグウオーマーを押し込んで窒息死させた上、現金約１万４０００円などを盗んだ疑いが持たれている。 　男は逮捕され、東京高裁で無期懲役の実刑判決を受けた。 　斉容疑者は０４年３月１９日、成田空港から北京に出国。警視庁は国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）を通じ国際手配していた。（了）【時事通信社】