starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

伊藤詩織さんの請求棄却=中傷に「いいね」、違法認めず―東京地裁


 ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、自身を中傷する多数のツイートに「いいね」を押され、名誉を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈衆院議員(54)に220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。武藤貴明裁判長は「いいね」を押す行為は原則として違法と評価できないとし、請求を棄却した。伊藤さん側は控訴する方針。  「虚言を吐き始めた」などと伊藤さんを中傷した計25件のツイートに杉田議員が「いいね」を押したことに争いはなく、その行為が名誉を傷つけたと言えるかどうかが争点だった。  武藤裁判長は、ツイートへの「いいね」は、「好意的・肯定的な感情を示したものと一般に受け止められる」と指摘。一方で、礼賛や応援といった強い感情から、興味深い・悪くないなどの弱い感情まで幅広く含む上、備忘目的などでも使われるとして、「非常に抽象的、多義的な表現行為」と判断した。  その上で、違法と評価されるのは、侮辱行為と見なせたり、加害目的で執拗(しつよう)に繰り返されたりするケースにとどまるとし、杉田議員の行為は該当しないと結論付けた。  東京都内で記者会見した伊藤さんは「裁判所がセカンドレイプを許している結果と受け止めている」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕自民党の杉田水脈衆院議員への賠償請求訴訟の判決後、記者会見する伊藤詩織さん=25日午後、東京都千代田区
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.