米グーグル、アプリ内課金を一部開放＝スポティファイで「試験」

　【シリコンバレー時事】米グーグルは２３日、スマートフォンのアプリ上で支払いを完結できる「アプリ内課金」を外部に開放する考えを表明した。まずはスウェーデンの音楽配信大手スポティファイが独自の課金システムを導入することを認める。ただ「試験」と位置付けられており、一部のアプリ開発企業しか認めない可能性がある。 　アプリ内課金は、米アップルもｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）で提供。グーグル、アップルとも、自社決済のみを認め、アプリ開発企業に最大３０％の手数料を課しており、各国が競争や技術革新を阻害するとして規制に動いている。グーグルは、これを踏まえ方針を転換したもようだ。 　スマホアプリでスポティファイを利用する場合、同社とグーグルの課金システムのどちらかを選べる。スポティファイからグーグルへの収益分配の割合は明らかになっておらず、利用者の支払う料金が下がるかは不明だ。　【時事通信社】