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領土、原発で日本と立場共有=国会演説のウクライナ大統領


 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアによる侵攻後、世界で最も注目を集めるリーダーとなった。23日の国会でのオンライン演説は、8日の英議会、16日の米連邦議会などに続くもの。演説の狙いは、先進7カ国(G7)の中でロシアに領土を奪われた被害国で、原発事故も経験している日本との立場の共有だ。  コメディー俳優出身のゼレンスキー氏は、今や「戦時指導者」として9割の支持率を誇る。  就任直後の2019年10月に「即位礼正殿の儀」に合わせて来日。当時、「参列できて大変光栄。(行事は)一つの国家で伝統への深い敬意と、万人の生活改善に向けた最新のハイテク導入が両立するという好例だ」と発言した。  これに先立つ同年5月の就任演説でも、危機に直面するウクライナ国民は「科学技術で日本人にならねばならない」と手本にする姿勢を示していた。今年2月から侵攻が続く中、対ロシア制裁や装備品供与、戦後も見据えた復興支援で、日本への期待は大きいとみられる。  特に、日本はロシアによる14年のウクライナ南部クリミア半島併合時、北方領土交渉への影響も考慮し、大規模な制裁には及び腰だった。ところが今回、岸田文雄首相はG7メンバーと対ロシア包囲で協調。四島についても「不法占拠」と09年以来の首相答弁を行うなど、違いは顕著だ。  コルスンスキー駐日大使は最近、自国メディアに対し「日本は完全にウクライナの味方だ」と指摘。「日本は(戦後)初めて(装備品を)供与してくれた」と評価する。  ウクライナでは今、複数の原発がロシア軍に掌握され、核惨事への懸念が強い。ゼレンスキー氏自身、21年3月の東京電力福島第1原発事故10年に際しても「福島とチェルノブイリの悲劇を繰り返してはならない」と強調していた。 【時事通信社】 〔写真説明〕「即位礼正殿の儀」参列のため皇居に到着したウクライナのゼレンスキー大統領(右)とオレナ夫人=2019年10月、東京都千代田区(AFP時事)
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