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「これから何が起きるのか」=不安胸に避難民続々―ウクライナ・モルドバ国境


 ウクライナ南部で攻撃を強めているロシア軍部隊は、南西部の要衝オデッサ攻略を視野に進軍しているとされる。オデッサから近い隣国モルドバの国境の町パランカには、安全を求めて避難民が続々と到着。「これから(故郷で)何が起きるか分からない」と不安な胸の内を口々に語っていた。  モルドバの首都キシニョフから南へ車で約2時間半。パランカの検問所では、ウクライナ側から大きな荷物を抱えた大勢の避難民が歩いてきた。女性や子供が多いが、男性の姿もちらほら。一様に表情は硬く、足早に立ち去る人が多いが、何人かが取材に応じてくれた。  子供2人を連れてオデッサから避難してきたナタリーさん(39)は、先にキシニョフに入った親戚と合流する予定という。オデッサの様子を尋ねると、「今はまだ大丈夫だけど、これから悪化するかもしれない。何が起きるか分からない」と表情を曇らせた。「ここは安全で安心」と話し、迎えのバスに乗り込んだ。  アレクセイさん(38)は、攻防が激化するオデッサ東方のミコライウ出身。町の近くで爆撃があり、自宅の窓ガラスが割れた。もう危険だと判断し、その日の朝ミコライウをたった。これから妻のいるルーマニアに向かうという。  検問所では、ウクライナ側へと進む同国ナンバーの車も多数見られた。車内で出国審査を待っていたウクライナ人女性は、高齢の親戚をモルドバに送り届けた後、両親と子供が待つオデッサへ戻る途中という。  危険が迫るオデッサへなぜ帰るのかと問うと、「心配だけどどうしようもない。家も生活もある。私は故郷にとどまる」と力を込めた。「私たちの軍隊が守ってくれる。勝利を信じるわ」と言い残し、ゲートを過ぎて行った。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ウクライナと国境を接するモルドバ南部パランカに到着し、迎えのバスに乗り込むウクライナの避難民ら 〔写真説明〕19日、ウクライナ国境に近いモルドバ南部パランカの検問所で、ウクライナ側から続々と到着した避難民
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