ｅ―Ｔａｘ障害、サーバー負荷原因＝４月１５日まで申告期限延長―国税庁

　確定申告期限前日に発生した電子申告納税システム「ｅ―Ｔａｘ」の接続障害について、国税庁は１８日、データサーバーへの負荷が原因だったと発表した。障害の影響で期限内に申告できなかった場合は、４月１５日まで個別の期限延長を受け付ける。 　同庁によると、障害は期限前日の１４日と当日の１５日、断続的に発生。ログインできない、送信に時間がかかる、受け付け通知メールが遅れるなどの不具合があった。 　その後、申告データを処理する際にサーバーに大きな負荷がかかり、処理パフォーマンスが低下したことが原因と判明。１６日以降は安定しているという。 　ｅ―Ｔａｘの利用者は年々増加しており、昨年は３２１万人が自宅などから電子申告した。期限前の最終週は例年申告が集中し、障害が起きた２日間は「利用者がかなり多い時期だった」という。 　同庁の大鹿行宏長官は「新型コロナウイルス感染防止の観点から、これまで以上に利用を促進していた中で障害が発生した。ご不便をお掛けし、心よりおわびする」とのコメントを出した。（了）【時事通信社】