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宮城、福島で震度6強=両県に津波、最大30センチ―1人死亡、東北新幹線脱線


 16日午後11時36分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、宮城県登米市、福島県南相馬市、相馬市などで震度6強の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは57キロ、地震の規模(マグニチュード)は7.4と推定される。両県には津波注意報が出され、宮城県で最大30センチの津波を観測。福島県で1人の死亡が確認されたほか、両県などでけが人が相次ぎ、東北新幹線では走行中の車両が脱線した。  気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長は記者会見し、「約1週間は最大震度6強程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。  宮城県の石巻港では17日午前2時14分に30センチ、仙台港では同1時46分に20センチの津波が到達。その他の両県沿岸各地でも微弱な津波が観測された。気象庁は同日午前5時に津波注意報を解除した。両県では沿岸市町に避難指示が出された。  消防などによると、福島県相馬市で60代の男性1人の死亡が確認された。宮城、福島両県では転倒や壁の倒壊などによるけが人が相次ぎ、山形、岩手両県でもけが人各1人が確認された。  JR東日本によると、東北新幹線下り線の福島―白石蔵王間で「やまびこ223号」(乗客乗員78人)が脱線した。けが人はいなかった。東北新幹線は那須塩原―盛岡間で運転を見合わせ、再開の見通しは立っていない。東北自動車道や常磐自動車道などは一部区間が通行止めとなった。  原子力規制庁によると、東京電力福島第2原発の1、3号機では、使用済み燃料プールのポンプが一時停止した。福島第1原発の5号機タービン建屋では火災警報が鳴ったが、火災は確認されなかった。東北電力女川原発(宮城県)、日本原燃の核燃料再処理工場(青森県)に異常はなかった。  地震発生直後、関東、東北地方で一時計約220万戸の大規模な停電が発生。東京電力管内は17日未明に解消されたが、東北電力管内では同日午前4時半現在、宮城、福島両県を中心に約5万3000戸で停電が続いている。   16日に発生した福島県沖を震源とする地震の主な各地の震度は次の通り。  震度6強=宮城県登米市、蔵王町、福島県相馬市、南相馬市、国見町  震度6弱=宮城県石巻市、福島市、福島県双葉町  震度5強=仙台市、福島県郡山市、岩手県一関市、山形県中山町  震度5弱=宮城県気仙沼市、福島県猪苗代町、盛岡市、山形県米沢市、青森県階上町、秋田県横手市、水戸市、茨城県東海村、栃木県那須町、新潟県南魚沼市  震度4=福島県会津若松市、岩手県陸前高田市、山形市、青森県八戸市、秋田市、茨城県つくば市、宇都宮市、新潟市、前橋市、さいたま市、千葉市、東京都千代田区、横浜市、甲府市(了)【時事通信社】
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