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気圧変化と海面の波が共鳴か=トンガ海底火山噴火の津波―気象庁報告書案


 気象庁は15日、津波予測技術勉強会(座長・佐竹健治東京大教授)をオンラインで開き、1月15日の南太平洋・トンガ諸島の海底火山大噴火により日本沿岸で観測した津波の発生メカニズムに関する報告書案を示した。噴火の空振による気圧の変化が大気中を波として広がり、このうち秒速200メートル程度の速さで日本に到達した気圧波が海面の波と共鳴し、潮位の振幅が大きくなって津波を引き起こした可能性があるという。  この共鳴には日本近海の5000メートル程度の水深が影響したとみられる。報告書案はその上で、複合的な要因があり、海外の大噴火による気圧変化などから日本沿岸での津波の大きさを予測するのは困難だが、津波や潮位変化の可能性があるか判断することはできるとの見方を示した。  オンライン会合では、海底火山噴火で海水が直接動かされたことによる津波が遅れて日本沿岸に到達したと指摘する意見などが出され、今月中に報告書をまとめる見通しとなった。気象庁は来年度前半に津波警報・注意報に至るまでの情報発信方法の改善策を検討する。  トンガの海底火山噴火で津波が最も大きかったのは鹿児島県奄美市・小湊で、1月15日午後11時56分に1メートル34センチを観測した。気象庁は16日午前0時15分に最初の津波警報・注意報を発表した。(了)【時事通信社】
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